療考会について

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福岡市地域療育を考える会について

福岡市内の7つの療育通園施設に通う知的障がい児や肢体不自由児をもつ保護者全員が会員となり、子供たちを取り巻く環境の向上を目指して活動している会です。
1997年に、福岡市内のさまざまな場所で「地域療育センター」実現への取り組みへの一歩を踏み出しました。

本年度活動方針

本年度は次の方針に基づき活動を進めていきます。

【1】児童発達支援センターでの一時預かり事業について
今年度の夏から福岡市が行う「児童発達支援センターでの一時預かり事業」について、
利用する子どもたちや保護者の方が安心して預けられる様に、福岡市との検討会議を通して、
要望を伝え意見が反映されるように働きかけていきます。

【2】進路の会との合同陳情活動について
前年度に引き続き、今年度も「進路の会」と合同で、陳情活動を行い、
療考会からは「日中一時事業の拡充」を柱に肢体不自由児の通園方式の検討など
障がい児を取り巻く環境の向上を目指します。

【3】南部療育センターの建設について
例年、療考会で引き継いでいる「南部療育センターの建設」について、2025年4月開園に向けて、
利用する子どもたちや、保護者のためにも、よりよい療育環境の実現のため、
今年度も福岡市へ要望などを伝え、少しでも反映されるように働きかけていきます。

【4】療考会の普及・存在意義を理解してもらう
児童発達支援センターに通っている保護者間でも、まだまだ療考会の存在を知らない方も多く、
保護者の方々や療育に携わっている以外の方々にも興味や関心を持って療考会活動を理解してもらえるように、
「療考会ニュース」やInstagramでの発信などを工夫していきます。
またコロナ前の活動を参考にし、保護者同士の情報交換の場や保護者の憩いの場を作れるようなイベントなどの企画をし、
楽しみながら療育していく環境を整えるよう療考会が率先して実行していきます。

【5】肢体不自由児の児童発達支援センターへの通園方式について
現在、肢体不自由児の園やクラスは4歳まで親子通園のみで、療育に通うハードルが高い状況です。
この肢体不自由児の親子通園制度は20年以上前の制度であるため、
現在の保護者の就労環境などが考慮されていないことから、福岡市へ制度の見直しを働きかけていきます。

これまでの歩み

1995 福岡市地域療育センターを考える会発足
西部療育センター開設への取り組み
「障害児施策の充実を求める」請願5年
請願のための署名活動(11,12月も実施)
市議会へ請願書を提出
1996 市障害福祉課と懇談(1997年2,3,5月も行い、計4回)
1997 療育センター設立作業部会メンバーに会員が入る
1999 名古屋療育センター視察(同規模の自治体での状況視察)
2002 西部療育センター開所
2003 福岡市に「知的障害児通園施設の設置について」の要望書を提出
2005 HP開設
東部療育センター開設への取り組み
「東部療育センターの早期建設と充実した療育体制の整備を求める」請願書(第一次分)提出
2006 街頭署名活動及び請願書提出
2007 「東部療育センターの早期建設を求める請願」を再提出
「障害者自立支援法に伴う費用負担の軽減措置を求める」請願書を再提出
2008 東部療育センター整備委員会に代表者を送る(6~7月に会議計4回)
「就学前障害幼児のホームペルプ利用を求める」請願書を提出
2009 東部療育センター運営審査委員会に代表者を送る
2010 東部療育センター安全祈願祭出席
こども未来局・運営団体との懇談会実施
2011 東部療育センター開所式出席
東部療育センター開所
2013 福岡市バリアフリー基本計画(案)に対し「公共施設のユニバーサルトイレに関する」要望書を提出
2018 進路の会陳情で「医療的ケア児の受け皿について」要望
2019 福岡県障がい福祉課の方と医療的ケアのある子どもの実態について対談
福岡市に「あゆみ学園老朽化に伴う南部療育センター新設の要望書」提出
福岡市主催障がい児保育検討専門委員会に参加